2年生 図書館に行こう

11月5日(木)、2年生が生活科「みんなでつかうまちのしせつ」の学習で龍野図書館に行きました。まずは、ストーリーテリングでした。子どもたちはお話の世界にどんどん引き込まれていました。次に、図書館の役割や本の並び方・探し方などの説明を聞いたり、館内を歩いて見学をしたりしました。また、龍野図書館で最も高価な本も特別に見せていただき、子どもたちはとても驚いていました。質問タイムでは「龍野図書館で借りた本は、他の図書館でも返すことができますか」、「図書館にマンガの本がないのはなぜですか」、「龍野図書館の本の数や棚の数、全国の図書館の数はどれぐらいありますか」など、興味深い内容がありました。しおりにしっかりメモをした後、貸し出しの手順を教えていただき、選んだ本を借りました。図書館に親しみを持つとともに、公共施設の使い方の約束やマナーについて学び多い見学になりました。

 

届けよう!笑顔・元気・希望 心と力の結集 運動会

10月31日(土)、令和2年度運動会を開催しました。今年度初めての大きな学校行事であり、内容やプログラム構成の検討、参観に際しての依頼等、新型コロナウイルス感染拡大防止の対応を行い、実施しました。また、例年であれば、ご来賓の方々や地域の皆様にも子どもたちの姿をご覧いただき、学校・家庭・地域がともに、子どもたちの活躍や成長を喜び合える場にするところでしたが、ご遠慮をいただくことになりました。

澄み切ったさわやかな秋空のもと、子どもたちはとても輝いていました。正に今年のスローガンである「元気いっぱい 神岡っ子 仲良く 協力 心を一つに かがやこう」そのものでした。真剣な表情、溢れんばかりの笑顔、躍動する姿、学年をこえて応援する態度、友だちへの優しさ…どの場面でも子どもたちのひたむきさがありました。それは、限られた練習時間の中で、本番に向けて、一つ一つめあてを達成してきた自信や集中力、一緒に頑張ってきた仲間とのつながりである心と力を結集させた賜物でした。学年リレー・地区リレーでは、気持ちを託したバトンをつなぎ、全力でコースを駆け抜けました。低学年のダンスは、音楽に乗って踊る姿が生き生きとしていました。ポンポンとバンダナの色鮮やかさと相まって、運動場がパッと明るくなり、笑顔の輪が会場全体に広がりました。中学年のソーランは、気合いの入った表情で、動きに勢いがありました。はっぴ姿も勇ましく、神岡から世界に力を送ろうとする心意気が感じられた演技でした。高学年の表現は、「未来への道しるべ~新型コロナに負けないみんなの思い~」と題して、今、私たちがおかれている日常の中で、「何が必要か」、「何が大切か」を問いかけ、考えさせられました。それは、子どもたちの真剣なまなざしと、それぞれの技や動き一つ一つにその思いや願いが込められていたからに他ありません。最後に創り上げた「神岡小の輪(和)」からは、「未来への道しるべ」となる「夢」や「希望」、「和」の大切さが心に伝わりました。エンディングでの、気持ちを込めて書いた横断幕を持って毅然と整列した姿と、達成感に満ち溢れた清々しい表情で退場していく姿は胸に迫る印象深いシーンでした。5・6年生は、それぞれの係の仕事にも責任を持って取り組んだり、開・閉会式での代表となった6年生は、それぞれの力を十分に発揮した素晴らしい活躍でした。コロナ禍の今、これまで以上に「一生懸命することの尊さ」や「希望を持って、今を精一杯に」を子どもたちの姿から学び、嬉しさや喜び、感動をもらいました。

最後になりましたが、運動会の開催にあたり、ご尽力いただきましたPTA本部並びに役員の皆様をはじめ、お子様の健康管理や観覧に際してのご依頼等、ご支援とご協力をいただきました全ての保護者の皆様に心より感謝申し上げます。有り難うございました。

運動会本番に向けて

31日(土)の運動会に向けて、ご家庭でのご支援やご協力どうもありがとうございます。子どもたちはそれぞれの学年や低・中・高での練習、地区リレー代表選手の練習などを頑張っています。5・6年生は、先日、それぞれの係での打ち合わせをしたり、テントなどの準備をしたりしました。開・閉会式や体操での6年生代表の子どもたちは、それぞれの役割の準備や練習を進めています。競技や演技に加えて、運動会を支えるさまざまな場面での子どもたちの意欲をひしひしと感じます。1年生から6年生まで、当日の頑張りや活躍がとても楽しみです。朝夕と日中の寒暖の差が大きいので、体調を崩しやすくなっています。ご家庭での健康管理を引き続き、よろしくお願いします。

*運動会当日、必要事項を記入いただいた「参加票」と「ネームシール」をご持参の上、マスク着用にてお越しください。よろしくお願いします。

笑顔で楽しむ クラブ活動

クラブ活動では、5つのクラブがそれぞれの計画に沿って、感染防止の対応をして活動しています。先月の活動は、①昔遊び・・・けん玉と将棋・オセロ  ②ものづくり・絵画・・・ブーメラン作り ③屋内スポーツ・・・ドッジボール、④屋外スポーツ・・・サッカー ⑤室内ゲーム・・・絵しりとり でした。

クラブ活動の目標は、「異年齢の児童同士で協力し、共通の興味・関心を追求する集団活動の計画を立てて運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、個性の伸長を図りながら、多様な他者と協同する様々な集団活動や活動を行う上で必要となることについて理解し、行動の仕方を身に付けるようにすることを目指す」です。内容としては、①クラブの組織づくりと計画や運営 ②クラブを楽しむ活動 ③クラブの成果の発表 の3つです。

どのクラブもとても嬉しそうな様子で、4~6年、学年を越えて楽しんでいました。次の活動が待ち遠しいですね。

みんなでなかよく わんぱく遊び

10月9日(金)業間休み、企画委員会が中心となって、運動場にわんぱく班(異学年交流班)24の班が集まりました。1・4・6年生と2・3・5年生で構成されていて、6年生、5年生が中心となります。説明の後、順に学年と名前、好きな食べ物や遊びなどの自己紹介をし、次回する遊びの話し合いをしました。最後に、写真撮影を笑顔でパシャッ!!台風の曇り空を吹き飛ばすほどのみんなの笑顔でした。

 

 

6年生 STEAM教育推進事業「アメーバの観察」

10月6日(火)、6年生はSTEAM教育推進事業として、兵庫県立大学大学院生命理学研究科准教授(理学博士)園部誠司先生を講師として、「アメーバの観察」の授業をしていただきました。STEAM教育とは、「Science」、「Technology」、「Engineering」、「Art」、「Mathematics」のそれぞれの頭文字を取った、科学・技術・工学・芸術・数学の教育分野を総称した言葉で、これらの各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的(総合的)な教育のことです。今後迎えるグローバル社会やAI時代に適応できるように、「自分で学び、自分で理解していくこと」、つまり、論理的思考力や問題解決能力といった能力を身につけさせ、高めていくということめざしています。

園部先生から細胞についての説明やアメーバの増え方などのお話を聞いたり、スポイトでスライドガラスにのせたアメーバを顕微鏡で観察したりする子どもたちの顔は、興味津々で、熱中していました。また、アメーバにえさをやると、アメーバの体内でえさが動いている様子まで観察でき、驚きの声が上がっていました。

授業後に、サポートに来られていた大学生2人に生命理学研究の分野に進んだきっかけを聞くと、小さい頃から生物が好きだったことや、高校の時に大学のオープンキャンパスに行き、観察などの体験をし、興味をもったことなどを話されました。

園部先生も小学生時代の様々な体験の大切さを話されました。子どもたちが自分の将来に向けてのキャリア教育の視点でも、意義深い授業になりました。

 

 

 

5年自然学校(自然体験活動②)

好天に恵まれた10月2日(金)、自然学校(自然体験活動)の2回目です。児童代表が挨拶をし、バスは宍粟市へ。原観光りんご園に到着。まずは、りんご栽培のお話を聴きました。宍粟市波賀町でりんご栽培が始まった理由や栽培しているりんごの種類、りんご栽培の仕方と気をつけていることなどについて、わかりやすく、そして、楽しくお話をしていただきました。みんなとても熱心に聴き入っていました。そして、りんご栽培をされておられる方々の思いや願いを感じることができました。お話の後には、とてもよい質問が出ました。次に、おいしいりんごの見分け方と採り方を教えていただき、りんご狩り体験です。種類は、ジョナゴールドと王林の2種類。おいしそうなりんごを笑顔で選んでいました。1つは食べて、1つは家族へのおみやげ。流水で洗い、丸かじりをしているあちらこちらから、「おいしい!」の声。りんご園の方は、その様子と感想をとても喜んでおられました。NHKの取材があり、りんご狩りをしている様子を撮影したり、インタビューをされたりしました。りんご狩り体験やりんごの味の感想を上手に伝えていました。最後に、無添加のりんごジュースをいただきました。りんごが凝縮されたような甘さとさっぱりした後味のあまりのおいしさにみんな驚いていました。

りんご園の方々とお別れをし、次に向かうのは引原ダム(音水湖)のカヌークラブ。木々の緑と日の光に照らされた湖面の輝きが広がるとても美しいところです。その景色を満喫しながら、お弁当をおいしくいただき、午後からの活動開始。インストラクターの方々に挨拶をし、カヌー(カヤック)教室のスタート。体操をし、ライフジャケットを着て、準備完了。カヤックの乗り方やパドルの漕ぎ方、注意することなどを教えていただきました。そして、協力して、カヤックを運び、一人ずつ順番に乗り込んでいきました。はじめは、ぎこちなかったパドルの動きも次第に上手に動かせるようになってきました。だんだん慣れてくると、カヤックは湖面を滑るように進むようになりました。みんな気持ちよさそうにパドルを漕いでいました。

あっという間に終了の時刻。みんなで片付け、お礼を伝え、音水湖を後にしました。学校到着後、児童代表の挨拶で、一日の活動を振り返り、帰路につきました。お家の人には、おみやげ話に加えて、りんごのおみやげもありました。18:30からのNHK「Live Love ひょうご」でりんご狩りの様子が放送され、楽しく、おいしかった思い出を振り返ることができました。保護者の皆様には、急な事故渋滞により、帰校が遅くなりましたが、お迎えをいただき、どうも有り難うございました。感謝申し上げます。

 

実りの秋 それぞれの場面で 持てる力を発揮して!

「天高く馬肥ゆる秋」暑かった季節は移り変わり、朝夕の空気や虫の音などから秋が感じられるようになりました。稲穂も実り、太陽に照らされて、金色に光っています。稲刈りも進んでいます。「実りの秋」を迎えました。秋は、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」・・・とあるように、何をするにも好季節です。子どもたちには今まで以上に一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。

さて、5年生が自然学校(自然体験活動)、3年生が環境体験学習を行い、自然の中でしかできない活動を通して、様々な学びや気づきがありました。また、9月24日には、6年生が奈良に修学旅行に行き、歴史と文化を大切にする心情や協力の心、公共マナーなどを培う機会になりました。いずれも子どもたちが元気に参加し、充実した活動にすることができました。

今月は、運動会を予定しています。新型コロナウイルスの影響で、感染防止の対応により制限されている中ではありますが、「みんなで創り上げる」、「最後までやりとげる」など、子どもたちの成長につながるようにしていきたいと考えています。また、日々の様々な学習や体験の機会を通して、子どもたちが自分自身を見つめ直したり、周囲の人とつながることの大切さを実感したり、可能性の幅を広げたりして、一段と成長する機会にしてほしいと願っています。今月も引き続き、健康管理・観察や感染防止の対応を含め、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

記録にチャレンジ!各学年竹馬大会実施

先週末まで各学年で実施した竹馬大会。歩く距離が伸びたり、タイムが速くなったりするなどこれまで練習をしてきた力が発揮できたことと思います。なかなか思うようにいかなかったという人もいたと思いますが、練習してきた力は蓄えられています。竹馬を自宅に持ち帰った後も安全な場所で遊んだり、練習をしたりして、さらに親しめるようになれば幸いです。大会では、自分の記録に加えて、友だちへの応援や声かけ、竹馬を持っての支援をしていた姿がありました。神岡の子どもたちの素晴らしいところです。ご家庭でのご支援ご協力どうも有り難うございました。

6年修学旅行

9月18日(金)、6年生の教室に笑顔が溢れていました。修学旅行の事前学習として、龍野歴史文化資料館の新宮義哲さんを講師として、奈良の見所や歴史的建造物などについてお話をしていただきました。法隆寺が世界最古の木造建築である理由や回廊の柱の形、当時の大工が使っていた道具類、大仏、奈良公園の鹿などについて、教科書には載っていない話に加えて、奈良時代に作られた建築物の瓦や木簡、仏像の実物を持ってきて、見せてくださいました。楽しいお話の中にも、歴史を身近に感じることができ、修学旅行への楽しみにつながりました。そして、連休明けの23日(水)の一斉下校時、6年生児童代表が修学旅行に行くことを伝え、6年生の「行ってきます。」の声に、「いってらっしゃい。」とみんなが答えました。

9月24日(木)、台風の進路や影響が心配されましたが、東に逸れたことで、予定通り、修学旅行を実施しました。体育館ステージ前に掲示された大仏様の顔の前での出発式。児童代表が挨拶をし、保護者の方々の見送りの中、奈良に向けて出発しました。

法隆寺から始まり、奈良公園での東大寺や二月堂、三月堂、春日大社、南大門(金剛力士像)・・・歴史の舞台である現地に行き、その場に立ち、「本物」を見たり、五感を通して感じたり、当時を想像したりして、学習を深めることができました。中でも、大仏殿に入り、大仏様を目の当たりしたときには、その大きさと本物がもつ迫力に思わず「うわーっ。」と声が上がるほどの驚きようでした。また、事前学習で学んでいたことを友だちと興味深く、探っていました。そして、ガイドさんの話を聞いて、熱心にメモをとっていました。正に「今、このとき、ここで」歴史にふれ、生きた学習になりました。

昼にはおいしく食事をいただき、その後の買い物では、「誰に・・・」と思い浮かべながら、嬉しそうにおみやげを選んでいました。また、食欲旺盛な鹿の様子に喜んだり、怖がったりして、楽しいひとときを過ごしました。

午後からの工芸体験では、奈良特産である蚊帳生地のハンカチにグラデーションのべんがら染めをしたり、神の使いといわれる鹿の角を入れたアクセサリーを作ったりしました。できあがっていく喜びが表情に表れていました。ものづくりを通しても、歴史や文化にふれることができました。また、ならまち散策では、町屋の建物や家々の軒下に吊るされている「身代わり申」を見たり、くらしに根付いた文化を紹介する奈良町資料館や陰陽師に関わりのある鎮宅霊符神社を巡ったりました。そして、江戸時代のからくりおもちゃを再現し、遊べる体験館では楽しみながら、工夫された仕組みを楽しんでいました。これらの活動の中で、「奈良の良さ」を見つけるとともに、「神岡では?」と振り返ったり、比較したりすることで、ふるさと意識を醸成する機会になりました。

班での活動では、友だちと声をかけ合い、協力し、お互いを思いやりながら過ごしたり、会の司会・進行やそれぞれの場面での挨拶、役割などに責任をもって取り組んだりしていました。見聞と体験を通して、歴史にふれ、友だちと過ごした修学旅行は、6年生として一人一人が修学旅行のねらいをふまえ、感染防止や公共のマナーの意識をもち、みんなでそれらを共有し、行動することで、素晴らしい旅行になりました。

保護者の皆様には、予定より遅い帰校になり、申し訳なかったのですが、無事に帰校し、有意義な修学旅行にすることができました。ご支援とご協力に感謝申し上げます。