6年生 STEAM教育推進事業「アメーバの観察」

10月6日(火)、6年生はSTEAM教育推進事業として、兵庫県立大学大学院生命理学研究科准教授(理学博士)園部誠司先生を講師として、「アメーバの観察」の授業をしていただきました。STEAM教育とは、「Science」、「Technology」、「Engineering」、「Art」、「Mathematics」のそれぞれの頭文字を取った、科学・技術・工学・芸術・数学の教育分野を総称した言葉で、これらの各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的(総合的)な教育のことです。今後迎えるグローバル社会やAI時代に適応できるように、「自分で学び、自分で理解していくこと」、つまり、論理的思考力や問題解決能力といった能力を身につけさせ、高めていくということめざしています。

園部先生から細胞についての説明やアメーバの増え方などのお話を聞いたり、スポイトでスライドガラスにのせたアメーバを顕微鏡で観察したりする子どもたちの顔は、興味津々で、熱中していました。また、アメーバにえさをやると、アメーバの体内でえさが動いている様子まで観察でき、驚きの声が上がっていました。

授業後に、サポートに来られていた大学生2人に生命理学研究の分野に進んだきっかけを聞くと、小さい頃から生物が好きだったことや、高校の時に大学のオープンキャンパスに行き、観察などの体験をし、興味をもったことなどを話されました。

園部先生も小学生時代の様々な体験の大切さを話されました。子どもたちが自分の将来に向けてのキャリア教育の視点でも、意義深い授業になりました。