暖かな春の光に照らされて、野に色とりどりの花が美しく咲いています。今年度も閉幕を迎えました。仲間のことを思い、下級生を気づかい、最高学年として優しさと全校を盛り上げようという意欲をもって歩んできた6年生は、3月21日(金)に卒業証書授与式を挙行し、神岡小学校を巣立っていきました。また、1~5年生の児童も、24日(月)の修了式をもって今年度を終えました。今年度も、様々な行事や教育活動で、子どもたちが存分に持てる力を発揮し、明るく生き生きと活動する場面を数多くもつことができました。数々の学校行事は、ご家族や地域の皆様にご覧いただき、活気ある充実したものにできました。大勢の方々に自分たちの頑張りや成長を見ていただこうと、子どもたちの意欲も高まり、大きな成果を上げることができたものと思います。教育活動を進めるにあたって、保護者・ご家族の皆様には日々の健康管理をはじめ、お子様への激励や心のケアなど、様々な場面でご支援とご協力をいただき、ありがとうございました。また、地域の皆様には子どもたちの安全安心な生活を守るため、1年間を通してご支援ご協力を賜り、ありがとうございました。おかげさまで、子どもたちは健やかに成長することができました。卒業生37名は、皆様に支えていただいたことを胸に抱き、夢や希望を持って卒業しました。1~5年生はそれぞれ進級し、新1年生を迎え、新たな気持ちで目標をもって新年度のスタートがきれることを願っています。今後とも子どもたちの健やかな成長のためにお力添えいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。今年度も、保護者の皆様や地域の皆様、関係諸機関の皆様に、多大なるご理解とご支援、ご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
日々の出来事
金管バンドクラブ 「神岡っ子ハッピーコンサート」
3月16日(日)、金管バンドクラブの「神岡っ子ハッピーコンサート」が本校体育館において開催されました。大勢のお客様をお迎えしての盛大なコンサートになりました。
曲目は、この1年間いろいろなステージで演奏してきた曲を、全部出し切っての8曲。まさに集大成の舞台で、どの曲も最高の素晴らしい演奏でした。最後の曲の演奏が終わると、ご来場の皆様のご期待に応えてもう一曲アンコール演奏。約1時間、全9曲のコンサートは、大成功!大盛会でした。
1年間金管バンドクラブの活動を強力に支えてくださりこのハッピーコンサートの企画・運営もしてくださった保護者会の皆様、本当にありがとうございました。また、ご来場くださり、温かい拍手を送ってくださった地域の皆様、ありがとうございました。今後ともご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
<プログラム> 1 アイドル 2 「名探偵コナン」メインテーマ 3 タイムパラドックス 4 上を向いて歩こう 5 Amandes Chocolat(5年生音盤アンサンブル) 6 Ancient Aquarium(6年生アンサンブル) 7 学園天国 8 線路は続くよどこまでも <アンコール曲> Happiness
3.11 東日本大震災から14年
3月11日(火)で東日本大震災から14年となりました。当日の朝、全校放送で、震災に思いをはせる時間をもちました。
東日本大震災では、15900人もの方が亡くなられ、今なお2520人の方が行方不明です。関連死を含めると、22000人以上の方が犠牲になりました。また、14年が経った今でもなお避難生活の方が約29000人、行方不明のご家族を探し続けておられる方も大勢おられ、東日本大震災は今も続いているのです。
毎日の平穏な日々は、時に一瞬にして失われてしまう「大切なもの」です。だから、子どもたちにも「毎日を大切に」「命を大切に」してほしいと願っています。東日本大震災や、30年前の阪神淡路大震災、昨年元日に起きた能登半島地震について知り、毎日を大切に生きようと子どもたちに呼びかけ、終わりに、東日本大震災をはじめすべての災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りして、全員で黙祷をささげました。
サンクスパーティー
3月10日(月)11日(火)の2日間に分けて、6年生が全職員を招待して「サンクスパーティー」を開催してくれました。お世話になった先生や用務員さん、給食配膳員さんに感謝の気持ちを伝えようと、6年生が準備や司会進行をしたり、クイズやゲームで楽しんだりして、会場は笑顔で溢れました。会の終わりには、メッセージが添えられた素敵なプレゼントを贈ってもらいました。6年生の優しさや素直さが詰まったとても温かい会でした。この子たちももうすぐ卒業してしまうのかと思うと、寂しい気持ちにもなりますが、立派に成長して巣立っていけることを心から祝福したいと思います。心に残る楽しい時間をいただきました。6年生の皆さん、ありがとうございました。
6年生を送る会
3月6日(木)、6年生の卒業が間近になり、全校で良い思い出を作ろうと、5年生が中心となって送る会を開催しました。
5年生代表の開会の言葉の後、登場したのは神レンジャー。全校児童憧れのヒーローです。神レンジャーはステージに勢ぞろいすると、6年生の活躍や思い出を振り返り、これからは自分たちが神岡小をリードするとバトンを受け継ぎました。続いて、各学年からの出し物です。どの学年も、6年生に贈る言葉やゲームなどで楽しい時間をつくり、6年生にプレゼントを贈ったり、感謝の言葉を伝えたりしました。
「6年生のために」という気持ちで意欲的に自分の役割に取り組んだ5年生、「これまでありがとう」の気持ちを届けたいと一生懸命な1~4年生、そしてその思いをしっかりと受け取ろうとする6年生の姿があり、終始温かい空気に包まれ、思い出に残る素晴らしい全校集会になりました。6年生は、下級生たちの思いを受け取って、立派な卒業式にしようという思いを強くすることができたことと思います。
感謝の会
神岡小学校児童の登下校を、通学路の要所で地域の方々が見守ってくださっています。3月3日(月)、見守りをしてくださる皆様に、感謝の気持ちをお届けしようと「感謝の会」を開催しました。
今年度は約60名の見守りの方に「感謝の会」のご案内をお届けし、11名が出席してくださいました。1年間を通して毎日見守ってくださっていることへの感謝の気持ちを寄せ書きにし、代表児童がお一人お一人にお礼の言葉を添えて渡しました。見守りの方々からも一言ずつ自己紹介と子どもたちへのお言葉をいただきました。
まだ学校として把握できていない方もおられるかと思いますので、60名を大きく上回る人数の方が毎日子どもたちの安全安心のために活動してくださっていると思います。私たち学校職員が知らないところで今日も見守りをしてくださっている方々に、感謝の気持ちをお伝えできるよう、今後も努めてまいります。
大勢の方々に子どもたちの安全安心を支えていただいていることを改めて実感しています。感謝の気持ちを力に、子どもたちは学業・学校生活に、我々教職員は教育活動に、より一層励みたいと思います。
いろいろな面で、児童と学校教育活動をご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。今後とも末永く神岡小学校の子どもたちの安全安心、学びの充実にお力添えいただきますようよろしくお願いいたします。
ライフプランニング講座 6年生
2月28日、6年生はライフプランナーを講師に迎えて、ライフプランニングについて学習しました。ライフプランニングとは、人生の生活設計を立て、将来の生活状況や環境の変化を予測して計画することです。人生の大きなイベントや生活を営むためには何にどのくらいの費用がかかるかということや、働くことによってどのくらいの収入があり、無理のない収支のバランスをどうとるかということを考えていきました。まずは将来、「大学は私立か公立か」「どれくらいの頻度でどれくらいの費用をかけて旅行したいか」とか「どんな車にのるか、あるいは公共交通機関か」とか「家を建てるなら都会か郊外か」など、それぞれにどれくらい費用がかかるかを教えてもらいながら、希望優先で計画を立てました。みんなで選んだ希望を入力して、人生の収支を表す折れ線グラフを見せてもらいました。明らかに赤字で、生活が立ち行かなくなるという結果が出ました。そこで、はじめの希望からの節約について考え、修正を加えました。修正を加えるごとに赤字幅が小さくなっていきます。何度か見直しをしていくうちにゆとりを感じられるグラフになりました。
本校では初めて取り入れた学習ですが、6年生の子どもたちも、自分がこれからの人生を生きていくうえで気を付けなければいけないことや、自分の成長過程で教育費や生活費など大きな費用がかかること、またそれを家族に支えてもらっているのだということに気づくことができ、素晴らしい学びの機会になったことと思います。
第41回 少年の主張大会
2月14日、神岡小の伝統行事の一つ、第41回目となる少年の主張大会を開催しました。全校児童が一堂に会して、保護者の皆様や来賓、地域の皆様にもお越しいただきました。
テーマに沿って全校児童が書いた主張作文の中から、各学年の代表1名が選ばれ、ステージ上で主張しました。司会は6年生が務めました。代表者の主張はどれもみな心温まる素晴らしい内容で、自分の目標や将来の夢、これまでお世話になったことへの感謝の言葉や、今後の生き方につながる内容など、堂々と主張するその姿に感動しました。主張者の学年とタイトルは次の通りです。
1年 「ぼくががんばっていること」 2年 「がんばった下がり九九」 3年 「わたしのすきをのばしてくれる金管バンドクラブ」 4年 「ぼくの将来の夢」 5年 「人を助ける仕事がしたい」 6年 「かっこいい自分をめざして」
主張の中で語られた夢や志を応援し、今後の成長・活躍を期待しています。
たつの市・揖保郡小学生駅伝競走大会
2月9日(日)、太子町総合公園において、「たつの市・揖保郡小学生駅伝競走大会」が開催されました。この日に向けて子どもたちは、厳しい寒さの中、雪が降る中でも懸命に練習に取り組んできました。当日は、ベストタイムをめざした素晴らしい力走で、タスキをつなぎました。これからも挑戦する気持ちを持ち続け、頑張ってくれることを期待しています。
いただいた命に感謝して 太鼓づくり(5年)
2月5日(水)、5年生が太鼓屋六右衛門さんに太鼓づくりを教えていただきました。まず、六右衛門さんが太鼓づくりを始めるようになった経緯や太鼓づくりの仕事などについて話されました。その中で、「ありがとう」の感謝の気持ちを相手にしっかりと伝えることの大切さを話されました。そして、太鼓づくりでは、「牛の命に感謝する」「太鼓をつくるときの心持ちが大切」と話され、子どもたちはそれらを感じながらつくっていきました。太鼓の胴の上下に置いた革の穴に順に紐を通し、その紐を締めて革を張っていきました。紐を締める作業はとても力を使い、一本絞めては隣の一本へと何周も粘り強く締めなければなりません。子どもたちが悪戦苦闘する中、各グループを何度も見回りながら指導される六右衛門さんの、巧みで素早い技術には、子どもたちも驚きの表情で見入っていました。そして、良い響きの音が出たときは満面の笑顔でした。完成後、太鼓づくりの苦労や工夫、革のよさなどについての質問をし、たくさんの知識を得るとともに、体験を通して、六右衛門さんの思いや願いを学んだ活動になりました。