日々の出来事

1.17 阪神・淡路大震災から30年                  震災の記憶を次代に伝える

今年も阪神・淡路大震災の日がきます。発生から30年が経とうとしています。

1995年1月17日(火)午前5時46分、明石海峡の地下を震源とするマグニチュード7.3の大都市直下型大地震。全半壊した住宅は約25万棟、亡くなった方は6434人、負傷者は約44000人。約31万人が避難。季節は厳寒期。学校の体育館や教室、公民館等の狭いスペースで助け合いながら共同生活をされる中、体調を崩される方もおられました。1年前の元日に起きた能登半島地震の被災地では、今もなお避難所生活をしておられる方々が230人(2024年12月27日時点)おられるそうです。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。1年が経った今もなかなか復興が進んでいないように報じられていますが、お体を大切にしていただき、一日も早く元気を取り戻していただきたいと願っています。

本校では毎年、阪神・淡路大震災の日に合わせて地震を想定した避難訓練を実施してきました。今年も1月17日(金)に実施します。本校児童の多くが、1年前までは、地震の怖さをあまり実感できないまま避難訓練に参加していたのではないかと思います。しかし、1年前の元日に起きた能登半島地震の状況を報道等で見て、地震の怖さを感じたのではないかと思います。避難訓練にも、より真剣な気持ちで参加することでしょう。地震の被害をどのようにすれば小さくできるか、地震が起きたらどのように行動するのか、被災地に対して自分ができることは何か等、考える機会とします。また、能登半島地震、阪神・淡路大震災をはじめとして、これまで災害で亡くなられたすべての方々に思いを馳せて、全児童・全職員で黙祷し、ご冥福を祈る時間をもちます。

新年あけましておめでとうございます   本年もよろしくお願いいたします

皆様、ご家族お揃いでお健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。元旦には愛宕山から、見事な初日の出を拝むことができました。今年の初日の出は霧が雲海のごとく低く出て、幻想的とさえ感じました。「神岡の、そして世界中の子どもたちにとって、安全に安心して健やかに成長できる、幸せ多い一年になりますように」と願いました。

今年は巳年、十干十二支では「乙巳」(きのと み)です。「乙(きのと)」は十二支の2番目で、草木の伸びや広がりの意味。また「巳」のへびは神様の使い、脱皮を繰り返すことから「新しく生まれ変わる」ことを意味するそうで、「乙巳」の年は、再生や変化をくり返しながら柔軟に発展していく」年になると考えられるそうです。元旦の素晴らしい初日の出を見ると、神岡小の子どもたち、ご家族・地域の皆様にとって、明るい世界が広がり、幸せ多い一年になるとの期待が大きく膨らみました。毎年、元旦登山でお世話になっております「スポーツクラブ21神岡」の皆様、事前の登山道整備から当日のお世話まで、本当にありがとうございました。

さて、3学期が始まりました。3学期は授業日が51日、6年生は卒業まで50日。新年と3学期のスタートにあたり、児童だけでなく神岡小学校職員一同、本年度のまとめをしっかりとして、次年度に活かせる振り返りをするとともに、地域に信頼される学校づくりをさらに進めていきます。また、「チーム神岡」として、子どもたちの無限大の可能性を引き出し、知・徳・体の調和がとれ、自立した神岡っ子を育てるために、一丸となって頑張りたいと思いますので、引き続き、保護者・ご家族の皆様、地域の皆様方のご支援ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

金管バンドクラブ                         たつのジャズフェスティバルに出演

12月8日(日)、金管バンドクラブが「たつのジャズフェスティバル」(赤とんぼ文化ホール)に出演しました。今年度は御津小学校金管バンド部との合同バンドとして総勢35名で出演しました。

本番に向けて10月26日(土)には神岡小学校で、11月23日(土)には御津小学校で、また前日には会場でのリハーサルということで合同練習を行いました。昨年度のたつのジャズフェスでも御津小学校とは合同演奏をしており、覚えている友だちもいて再会を喜びました。合同練習では、音色や演奏技術など、お互いに良い刺激をたっぷりと受けて、友だちの輪もさらに広がり素晴らしい交流ができました。本番では、2校合同で3曲を演奏しました。5・6年生はさらに、このフェスティバルの最後を飾る合同スペシャルステージにも出演しました。このフェスティバルに参加した11団体のバンドから選抜した総勢80名を超えるの大編成で、「レトロ」と「君の瞳に恋してる」の2曲を演奏しました。大迫力の演奏で会場全体が熱く盛り上がりました。

< 演奏曲目(御津小・神岡小合同ステージ)>

〇 アイドル      〇 タイムパラドックス    〇 線路は続くよどこまでも

ランニングフェスティバル開催!

12月4日(金)、ランニングフェスティバルを開催しました。

このランニングフェスティバルは、「できるだけ、どの子も走る楽しさを味わえるように」との願いから、これまでのマラソン大会のあり方を見直し、名前も変更したものです。3年生以上はこれまでよりもコースが短くなり、参加の仕方も、スピードレースの「チャレンジコース」と、順位を気にせず走ることを楽しむ「エンジョイコース」を子どもが自分で選択できるようにしました。

 

エンジョイコースの子どもたちは、自分が気持ちよく走れるペースで走ったり、友だちや家族と一緒に励まし合いながら楽しく走ったりしていました。チャレンジコースの子どもたちも、それぞれの目標を持って頑張りました。長距離走に対する思いは個々にいろいろだと思いますが、一人一人が自分で選んだコースで参加することで、走ることの楽しさを見つけてもらいたいと思います。走り終えてから体調不良を訴える子は昨年度よりも明らかに少なく、これまでのマラソン大会に苦手意識を持っていた子にとって安心して参加できる形に一歩近づけることができたのではないかと思います。

PTAの保体部等役員の皆様には、コース上のポイントで安全確保にあたっていただきました。おかげさまで、大きな事故なくマラソン大会を終了することができました。沿道では、保護者の皆様、地域の皆様から絶え間なく応援をいただきました。皆様のご支援ご協力、応援、本当にありがとうございました。

とことん楽しんだ修学旅行

11月29日(金)から30日(土)、6年生は奈良・京都への修学旅行に行きました。

最初の見学先は、姫路城とともに日本初の世界遺産となった法隆寺。五重塔や金堂、大宝蔵院、夢殿などを見学しました。例年より時期が遅く寒さが心配でしたが、見学で常に動いている身には程よく、何よりも良かったことは紅葉の美しさが見事でした。回廊の格子窓を通して見える庭の紅葉は、幻想的とさえ感じられました。

 

 

法隆寺の次は奈良公園。若草山で昼食をとり終えると、早速お土産を買ったり、鹿に鹿せんべいをあげたり(奪われたり?)しました。そのあとは校倉造の倉庫や二月堂や三月堂を巡り、東大寺大仏殿へ。いよいよ大仏様の見学ですが、大仏殿の大きさにまず感動。さらに大仏殿に入って大仏の大きさには、驚きの声が上がっていました。社会の教科書でも写真や絵で紹介されていますが、実物の迫力に「まさかここまで大きいとは思わなかった。」という言葉も聞こえてきました。

 

 

奈良を出ると、京都の清水寺へ。清水の舞台から京都の街並みの眺めを楽しみました。ここでもやはり紅葉が素晴らしかったです。見学後は参道の土産物店でグループ行動の買い物です。清水寺や参道の混雑ぶりは凄まじいものでしたが、たくさんあるお店を巡って、買い物を楽しみました。1日目の見学をすべて終えて、西本願寺の真向かいにある旅館には、ほぼ予定通り到着できました。宿舎では、豪華な夕食や友達と過ごせる一夜への喜びがあふれ出ていました。

  

2日目は室町文化を今に伝える慈照寺銀閣からスタート。趣ある庭園に心癒されました。次は二条城。廊下のうぐいす張りの音を楽しんだり、部屋ごとに違う襖絵を見比べたり、人形で再現された将軍と諸大名との謁見の様子を見たりして、江戸時代に思いを馳せました。そして鹿苑寺金閣。晴れ渡る空のもと、想像以上にまばゆく光り輝く金閣。湖面に映る姿の鮮やかさに見とれました。どの見学地でも紅葉が美しく、本の写真や動画で見る銀閣や金閣では味わえない圧倒的な美しさに感動しました。

 

 

修学旅行の最後はお待ちかねの東映太秦映画村。楽しみに向かう車中で「四つ葉や!」の歓声。京都に4台しか存在しないと言われる幻の「四つ葉のクローバータクシー」がバスの外にいるではありませんか。子どもたちの強運を感じました。映画村に着くと昼食。その後は、時代劇のセットやアトラクションを楽しみ、映画村グルメも存分に楽しんでいました。

歴史の舞台となった場所に立ち、歴史に名を遺した人物が歩いたかもしれない道、その手で触れたかもしれない柱に直接触れ、数百年の昔に思いを馳せた修学旅行。今後、社会科の歴史学習により関心をもって取り組めたり、日本の歴史や文化、技術の素晴らしさを感じ、継承や活用をしたりなど、いろいろな面で生かしてくれることと思います。

人間関係づくりプログラム(6年)

11月28日(木)、神岡小学校・小宅小学校・誉田小学校の6年生が、龍野東中学校の体育館に集まり、人間関係づくりプログラムの交流をしました。この行事のねらいは、「同じ中学校区の小学校の6年生同士の交流を深めることにより、中学校進学への不安感を軽減し、期待感を高める」ことです。3小学校総勢約200名が6つのグループに分かれ、大阪府青少年活動財団の講師さんの指導のもと、より良い関係づくりのための様々なアクティビティ(活動)に取り組みました。初対面で緊張していた子どもたちが、だんだん難しくなる課題にグループで力を合わせて挑む中で、少しずつ打ち解けていきました。ねらいどおり中学校進学への期待感が高まったことでしょう。

 

 

校外学習から

 1年生 姫路セントラルパーク 10月25日

       キリンにえさやり ちょっとこわい       バスの外には動物たちが

2年生 姫路科学館 姫路水族館 11月15日

3年生 姫路防災プラザ ヤマサ蒲鉾工場 10月25日

   消防車で出動 消火体験          蒲鉾製造ラインを見学中

4年生 神戸青少年科学館 人と防災未来センター 11月7日

    展示物や実験器具がいっぱい      液状化実験を見学

一輪車10台 ご寄贈いただきました!

この度、神岡町在住の方が一輪車10台を寄贈してくださいました。以前から、神岡小学校の一輪車が古く、傷んでしまっていることを気にかけてくださっていたそうです。いただいた一輪車は4サイズ(14インチ2台 16インチ3台 18インチ3台 20インチ2台)で、低学年から高学年まで幅広い体格差に合わせて使えるようにしてくださいました。準備が整い次第子どもたちにも紹介し、自由に使えるようにします。以前、神岡町内の他の方からもほとんど未使用の一輪車を3台寄贈していただいており、合わせて13台のとてもきれいな一輪車がそろいました。これまで子どもたちは、古く傷んでしまった一輪車でも懸命に練習をしていましたが、これからはとてもきれいな一輪車で気持ちよく練習できます。あまり一輪車に関心のなかった子たちの中にも、きれいな一輪車を見て、挑戦してみたいという気持ちになる子も増えると思います。多くの子が一輪車に挑戦して、粘り強くがんばる心や体力を高めてほしいと期待しています。素晴らしい品物をご寄贈いただきました方々に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

スマホ・ケータイ教室(4・5・6年)

11月18日(月)、4・5・6年生を対象にスマホ・ケータイ教室を実施しました。講師は、兵庫県警生活安全部少年課の警察官と県警サイバー防犯ボランティアの県立大の学生2名です。内容は3本。軽い気持ちで動画をアップして炎上し、巨額の損害賠償請求訴訟にまでなった事例。ネット動画やメール、ゲームなどに長時間はまり、日常生活に支障をきたすネット依存の事例。ネット上で知らない相手とつながり、犯罪に巻き込まれる事例。どの事例も決して遠くの出来事ではありません。軽い気持ちで動画をあげたり、知らない人とつながったりしている子どもはいます。毎日SNSやオンラインゲームに長時間費やしている子は少なくないと思われます。ご家庭でも、ネットの危険な面について繰り返し話題にしていただき、安全にネットを利用できるように、ルールなどを確認していただきたいと思います。

皮革工場見学(5年)

11月14日(木)、5年生が神岡町内の皮革工場を見学しました。この見学は、総合的な学習の一環で、地域産業について学び、自分たちの暮らしとの関わりやその技術の素晴らしさなどについて知ること、故郷を愛する心を育むことなどをねらいとしています。見学の中で、「皮」がいくつもの工程を経て「革」になっていく様子を見て、手で触れて、高い技術で時間をかけて丁寧に作られていることを知ることができました。目の前の皮革が、自動車のシートになることやアメリカの大リーグで使われている野球グローブになると聞いて驚きました。子どもたちの感想の中に、「革の良さがわかりました」「これからはもっと大切に使っていこうと思います」などの感想が多くみられました。このような学びを通して、たつの市の産業について正しく知り、故郷を愛する心も育ってもらいたいと思います。