日々の出来事

6年生 STEAM教育推進事業

10月7日(木)、6年生はSTEAM教育推進事業として、兵庫県立大学大学院生命理学研究科准教授(理学博士)園部誠司先生を講師として、「アメーバの観察」の授業をしていただきました。STEAM教育とは、「Science」、「Technology」、「Engineering」、「Art」、「Mathematics」のそれぞれの頭文字を取った、科学・技術・工学・芸術・数学の教育分野を総称した言葉で、これらの各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的(総合的)な教育のことです。「自分で学び、自分で理解していくこと」これからのグローバル社会やAI時代に適応できるように、論理的思考力や問題解決能力などを身につけ、高めていくことをめざしています。

園部先生から細胞についての説明や単細胞であるアメーバの増え方などのお話を聞いたり、スポイトでスライドガラスにのせたアメーバを電子顕微鏡で観察したりする子どもたちは、興味津々の様子でした。また、アメーバにえさをやると、アメーバの体内でえさが動いている様子も観察し、驚きの声が上がっていました。

授業後に、サポートに来られていた大学生2人に生命理学研究の分野に進んだきっかけなどの話を聞きました。園部先生も様々な体験活動の大切さを話されました。子どもたちが将来に向けてのキャリア教育の視点からも意義深い授業になりました。

3年生 水生生物調査

 10月4日(月)、西播磨県民局から講師の方をお招きし、3年生が林田川(西鳥井橋付近)において、総合的な学習での水生生物調査を行いました。2グループに分かれて川に入り、水中の石を取って裏側を見たり、網で石の下を探ったりしました。みんな興味深い表情で、夢中になっていました。その後、採取した生物について講師の方々から詳しく説明をしていただきました。採取した水生生物を指標として、林田川の水質は「きれい」という結果でした。林田川が生き物の命を育む魅力を知った子どもたちは嬉しそうでした。

実りの秋 さまざまな場面で 持てる力を発揮して!

「天高く馬肥ゆる秋」季節は移り変わり、朝夕の空気や色づく木々の葉、虫の音などから秋が感じられます。

稲穂も実り、太陽に照らされて、金色に光っています。稲刈りも進んでいます。「実りの秋」を迎えました。秋は、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」・・・とあるように、何をするにも好季節です。子どもたちには今まで以上に一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。

さて、緊急事態宣言が9月30日まで延長されたことに伴い、修学旅行や自然学校、校外学習を延期したり、学習活動を制限したりすることになりました。そのような中でも、子どもたちは日々の学習を大切にして学んだり、掃除や係、委員会などの活動を頑張ったりしている姿がありました。また、保護者の皆様には、自然学校や校外学習の予定で給食を止めていたため、お弁当のご依頼し、お忙しい中にも関わらず、ご協力をいただき、どうも有難うございました。

10月から後期が始まり、学級や委員会、地区の代表が代わります。前期代表の子どもたちの頑張りや活躍が後期代表の子どもたちへと引き継がれるように、そして、まわりのみんなが支え、よりよい活動につながるように進めていきます。子どもたちには、様々な学習や体験の機会を通して、学びを深めたり、周囲の人とのつながりを大切にしたり、可能性の幅を広げたりして、一段と成長する機会にしてほしいと願っています。16日(土)に予定をしています運動会は、感染拡大防止対策をした上での開催になりますが、「みんなで創り上げる」、「最後までやりとげる」など、子どもたちの成長につながるようにしていきたいと考えています。今月も引き続き、感染防止の対応を含め、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

2学期スタート 「今、このとき、ここで」を大切に

9月に入り、朝夕の気温に秋の訪れが少し感じられるようになってきましたが、日中の気温は高い日もあります。今年の夏休みは、まん延防止等重点措置の中で始まり、感染の広がりにより8月20日からは緊急事態宣言にかわりました。また、8月中旬頃は、梅雨の時期のような長雨が続き、各地で土砂災害や洪水等が発生しました。そのような中でしたが、保護者の皆様や地域の皆様のご協力により、子どもたちは、健康に過ごすことができました。心より感謝申し上げます。

9月1日(水)から2学期が始まりました。学校に子どもたちが戻ってきました。運動場で遊具や友だちと遊んでいる姿や、教室で笑顔で話をしている姿がありました。久しぶりに会えて嬉しかったことと思います。始業式は、それぞれの教室でオンラインにて行いました。夏休み中に頑張ったこと、2学期の学習や生活、運動、行事などについて、「めあてをもつ、やってみる・続ける、振り返る」ということ、そして、「今、このとき、ここで、精一杯力を出して頑張る」ということなどを話しました。前述の通り、緊急事態宣言下での学校生活として、感染防止への対応と健康観察を継続しながら、日々の学習活動を進めていきます。そして、子どもたちはそれぞれの学びの機会を大切にし、主体的に取り組み、成長の糧にしてほしいと思います。感染防止とともに暑さへの対応も引き続き行っていく必要があります。保護者の皆様には、急な変更やお願いをすることがありますが、何卒ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。地域の皆様には、2学期も引き続き、子どもたちの見守りなど、ご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

夏休み「英語に親しもう」中止のお知らせ

たつの市教育委員会からのお知らせです。

先日より募集しておりました

*なつやすみ英語絵本読み聞かせ教室 対象 市内小学1年生から小学4年生

開催日 8月25日(水)たつの市役所、8月26日(木)新宮総合支所、8月27日(金)

*イングリッシュチャレンジデー 対象 市内小学3年生から小学6年生

開催日 3年生 8月20日(金)13:30~ 4年生 8月20日(金)15:00~

5年生 8月23日(月)9:00~  6年生 8月23日(月)10:30~

8月20日(金)より兵庫県下に緊急事態宣言が発令される為、全て中止します。

8月15日 終戦から76年

1945(昭和20)年8月15日、終戦。今年で76年目を迎えます。現在、戦争を体験した方々が高齢になり、戦争の記憶が風化していくことへの危機感が高まり、大きな課題になっています。「戦争は人権侵害の最たるもの」と言われます。この機会に改めて、戦争に関する本やテレビ番組をお子様と一緒に見たりして、戦争で亡くなった方々や残された家族の思いや願いにふれ、戦争の悲惨さや平和の尊さについて話をする時間を共有していただければ幸いです。

<教科書に掲載されている(掲載されていた)お話>

○3年『ちいちゃんのかげおくり』あまん きみこ

○4年『一つの花』今西 祐行

○5年『たずねびと』朽木祥

○5年『石うすの歌』壺井 栄

○6年『平和のとりでを築く』大牟田 稔

 

<図書室にある本>

・『まちんと』松谷 みよ子

・『すみれ島』今西 祐行

・『わすれないあの日』三代沢 史子

・『ひろしまのピカ』丸木 俊

・『サーカスのぞう』鶴見 正夫

・『おかあさんの紙ひな』長崎 源之助

・『おきなわ 島のこえ ヌチドゥ タカラ』丸木 俊・位里

・『わすれないで – 第五福竜丸ものがたり -』赤坂 三好

・『ひろしまに原爆がおとされたとき』大道 あや

・『わすれないあの日』三代沢 史子  

・『白旗の少女』比嘉 富子

・『オットー 戦火をくぐったテディベア』トミー・ウンゲラー

・『トビウオのぼうやは びょうきです』いぬい とみこ

・『おかあさんの木』大川 悦生

・『忘れな石- 沖縄・戦争マラリア碑 -』宮良 作

 

戦時中の体験を綴られた出版物(『平和への願いー戦中・戦後の回顧録ー』)の中で、神岡小学校での体験を綴られた内容がありました。その一部と『龍野市史』の記述を紹介します。

戦時中の神岡小学校での体験

匿名(83歳) 

平成14年寄稿時のご年齢

○食糧難の克服

 神岡小学校では運動場を開墾し、さつまいもを作り、その肩に大豆を作っていました。その大豆で4斗樽(容量約720リットルの樽)3杯の味噌、3杯の醤油を作りました。有り難いことに、上横内と横内にある工場から、汁だんご用の小麦粉が提供されていました。児童たちは、毎日、昼に汁だんご給食で空腹を充たしていました。高等科2年の女子は、味噌づくり、醤油づくりに従事していました。

*国民学校発足の1941年(昭和16年)度には校庭の開墾作業がはじめて実施され、道路清掃作業と応召遺族家庭奉仕を合わせて年間13日間、44年(昭和19年)度では、小学校5・6年生の場合、年間88日間が勤労奉仕という記録である。しかし、勤労奉仕の日をすべての記録してあるかどうか疑問がないわけでない。勤労奉仕の内容は、「堆肥飼料蒐集」「薪供出作業」「小麦刈」「校庭開墾」等々であり、このなかで「薪供出作業」がもっとも多い。さらに、鍛錬行事や神社参拝、出征兵士遺家族慰問などを数えた。(『龍野市史 第三巻』より一部抜粋)

*戦況の悪化に伴い、当市域はその疎開地となり、縁故疎開児童も1944年(昭和19年)8月ころから盛んになり、神岡国民学校の記録には、8月18日4名、19日5名、20日3名の疎開児童転入が最初である。1944年(昭和19年)6月の閣議決定を受け、兵庫県下では神戸と尼崎の72校が指定され、同8月21日から開始された。当市域へは、神戸市立の若宮国民学校と東須磨国民学校の1~6学年児童を受け入れることになった。(中略)神岡村円徳寺には約70名が疎開した。(『龍野市史 第三巻』より一部抜粋)

○軍隊の駐屯

 当時、神岡小学校には和歌山の軍隊が300名ぐらい駐屯していました。連隊長は講堂の応接室で泊まっておられ、その他の兵隊は学校前の養蚕室(地下もあった)に泊まっていました。終戦になって、軍隊が引き揚げる時、そこで使っていた食器(汁椀)や、汁を入れて運ぶズク製のバケツを貰い受け、小学校の各教室に配分し、学校給食に利用しました。大変助かったことを覚えています。

*戦争末期には龍野町と神岡町に軍隊が駐屯した。1945年(昭和20年)2月内地防衛軍が編成され、近畿・中国・四国を防衛担任地域とする第十五方面軍が創設された。この方面軍に直属する第二二五師団の司令部が龍野町聚遠亭に置かれた。第二二五師団は金剛部隊ともよばれ、歩兵三連隊と迫撃砲隊・工兵隊・通信隊・輜重(しちょう)隊からなり、兵庫県下に駐屯した。龍野町には師団司令部のほかに通信隊が駐屯し、神岡村に輜重(しちょう)隊が駐屯した。輜重隊は隊長(少佐又は大尉)以下約470名であった。将校数名は民家を宿舎にしていた。下士官と兵卒は神岡国民学校の講堂に宿営していたという話である。(『龍野市史 第三巻』より一部抜粋)

・輜重(しちょう)隊…輜重(水、食料、武器、弾薬、各種資材等)の輸送を行ったり、その兵を警備したりする。

○早朝の教練

 戦時中は、冬季毎朝7時に裸足で運動場を2周して、薙刀(なぎなた)・剣道の寒稽古をしました。女子は薙刀で、小学校5・6年は、基本と本型1本まで。高等科の生徒は、本型2本まで。男子は剣道で、5・6年生と高等科はそれぞれの学年に応じた稽古をしました。運動会は、薙刀と剣道の演技発表の場と化しました。

○進駐軍の点検

 終戦後、アメリカの進駐軍が点検にやってきました。軍隊が駐屯していた場所だからやって来たのかも知れません。校舎の内外を見て回りました。その時、保管していた薙刀や剣道の竹刀を見られないように素早く、校舎の床下に放り込みました。それには気づかなかったようでしたが、干し芋を見つけて、「これは何か」と尋ねられました。「スイートポテトの類い」と答えて納得され、やれやれと胸をなでおろしたこともありました。

*神岡国民学校にアメリカ進駐兵数名が訪ねてきたのが、1945年(昭和20年)11月20日で、「校内参観シ、”美シイ学校カナ”ト感心シテ帰ル」が、この年の大晦日、「午後四時、進駐兵七名来校、校門巡視シ、教練用銃剣其ノ他没収ス。」軍国主義的国家主義的なるものの撤去のための巡視であった。(『龍野市史 第三巻』より一部抜粋)

 

 

 

 

夏休み「英語に親しもう」参加募集

たつの市教育委員会 学校教育課からのお知らせです。

*なつやすみ英語絵本読み聞かせ教室 対象 市内小学1年生から小学4年生

*イングリッシュチャレンジデー 対象 市内小学3年生から小学6年生

まだ定員に空きがあります。募集締め切りを7月30日まで延長します。

申し込みもFAXだけでなく電話でも受け付けしています。

みなさんの参加をお待ちしております。

詳しくは、たつの市ホームページ内 夏休み「英語に親しもう」

(外部リンクへ移動します)

1学期終業 命について考えを深める夏に

先日、近畿地方の梅雨明けが発表されました。七夕集会で飾った短冊には子どもたちが自分や家族のこと、将来の夢、頑張っていることなどの願いが書かれています。その中には、「新型コロナが早くおさまりますように」、「家族や友だちが幸せに生活できますように」、「みんなが健康で笑顔でいられますように」と書かれた短冊もありました。子どもたちの素直な心に気づかされることや再認識させられることがあります。

保護者の皆様には日々の健康管理・観察、地域の皆様には登下校等、子どもたちの見守りをしていただきましたことに、心よりお礼申し上げます。

20日(火)、1学期の終業式をリモートで行いました。子どもたちには①「頑張りたいこと。続けたいこと。挑戦したいこと。計画を立てて、過ごそう。」、②「大切な『命』を守る。自分も、まわりの人も。」の話をしました。画面からしっかり聴いている様子が伝わってきました。

子どもたちの学びの場が家庭や地域になる夏休みです。新型コロナウイルス感染拡大防止を継続する中ですが、充実した日々にするために、子どもたちには計画を立て、規則正しい生活を送ってほしいと思います。また、運動や読書、様々な体験活動など、この休みを有意義にする活動に取り組むとともに、家庭や地域での時間を大切にしていただきたいと思います。オリンピック・パラリンピックも話題の1つです。そして、「命」について考えを深める夏であってほしいと思います。夏休みは、楽しみがある反面、「危険」と「誘惑」の度合いも高まります。事故や大きな怪我がないように「命を守る」という意識を持って生活してほしいと思います。そして、SNSやスマホゲームなどの使用に際しては、自分を律する心(自律心)が将来に向けて大切であると思います。犯罪に巻き込まれ、取り返しのつかない被害に遭うことがないように、子どもたちを守るためにもご家庭のルール(使用時間など)について、話し合いの時間をとっていただきたいと思います。全ての子どもたちが夏休みを健康で過ごし、9月1日(水)からの2学期が元気にスタートできることを心から願っています。 

 

 

目標めざして 竹馬大会

6月末から各学年で実施した竹馬大会。「少しでも長い距離を」、「1秒でも速く」など、1~6年生まで、練習の力を発揮しようとしていました。特に、6年生は最後の大会という気持ちが表情に表れていました。力を発揮できた人もいれば、そうでなかった人もいます。練習してきた力は蓄えられています。自転車と同じで、一度できるようになると、月日はたってもできるものです。竹馬を自宅に持ち帰った後も安全な場所で遊んだり、練習をしたりして、さらに親しめるようになれば幸いです。練習や大会では友だちへの応援や声かけ、竹馬を持っての支援をしていた姿がありました。神岡の子どもたちの素晴らしいところです。ご家庭のご支援ご協力どうも有難うございました。