1月18日(火)、5年生が太鼓屋六右衛門さんを講師に迎え、太鼓づくりを教えていただきました。まず、六右衛門さんが太鼓づくりを始めるようになった経緯や太鼓づくりの仕事などについて話されました。六右衛門さんはご自身の経験から、「ありがとう」の感謝の気持ちを相手にしっかりと伝えていくことの大切さを話されました。そして、太鼓づくりでは「牛の命に感謝をする」「太鼓を作るときの心持ちが大切」と話され、子どもたちはそれらを感じながら、「職人さん」としての意識をもって、作ってきました。まず、胴の上下に置いた革の穴にひもを通していきました。次に、そのひもを順に引っ張りながら、革を張っていきました。友だちと教え合いながら進め、仕上げとして銅の部分のひもを結わえていきました。グループをまわる六右衛門さんが、目の前で直接、革の張り方やひもで締めていく方法を教えていただいていたときには、その巧みで素早い技術を驚きの表情で見入っていました。そして、よい響きの音が出たときには満面の笑顔でした。完成後、太鼓づくりの苦労や工夫、革の良さ、材料の秘密などについて質問しながら、学びました。六右衛門さんの太鼓づくりにかける思いや願い、太鼓づくりへの誇りをしっかりと受け止めた活動になりました。