日々の出来事

たつの市民主化推進協議会神岡支部                 人権教育実践発表会

11月12日(日)に、本校において人権教育実践発表会が盛大に開催されました。多くの来賓をはじめ、600名を超える方が参加してくださいました。

本校の人権教育の授業公開からスタートしました。子どもたちは、多くの参観者の中で緊張した様子でしたが、それぞれの授業の人権課題について、よく考え、自分の意見をしっかりと発表し、友だちの意見もよく聞き、考えを深めることができました。これからも、自他の人権を大切にする子どもたち、人権文化が深く広く根づく神岡小学校を目指していきます。

全体会では、女装パフォーマーのブルボンヌさんにご講演をしていただきました。「男らしさ、女らしさより 自分らしさが社会を変える ~LGBT・男性・女性とは~」の演題で、ご自身の体験も交えて性の多様性について詳しく話していただきました。さまざまな立場の人が、誰もが自分らしく生きることができる社会にするために、理解を深めることが大切であると、あらためて考えさせられました。

開催にあたり、神岡支部長様をはじめ、各自治会長様、各種団体の皆様、地域の皆様、PTAの皆様におかれましては、準備・運営にご尽力いただき、ありがとうございました。また、本校が地域学習に取り組むにあたり、地域の皆様に大きなご支援をいただきましたことにも感謝しております。皆様、誠にありがとうございました。

「おんがくのおくりもの」 音楽会

10月13日(金)、音楽会を開催しました。今年度は、来賓・地域・ご家族の皆様に制限なくご来場いただいての開催です。大勢のご来場の皆様に、金管バンドクラブと1年生から6年生までの各学年の演奏、「おんがくのおくりもの」をお届けしました。

金管バンドクラブの演奏は、日々積み重ねた練習の成果が発揮され、安定感があり、軽快なリズムがひとまとまりになっていました。

 

それぞれの学年の演奏では、緊張した表情で指揮を見て集中している様子や、演奏にのって自然と体が動いている姿が印象的でした。低学年はかわいらしく楽しい演奏で、高学年になるほど演奏に対する熱意や一体感のようなものが感じられ、心に響く演奏でした。特に6年生は、最後の音楽会を良いものにしたいという思いをが感じられ、美しい合唱と迫力ある合奏で、見事にフィナーレを飾りました。どの学年の演奏も、時間をかけて一生懸命練習してきた姿が思い起こされ、大きな感動に包まれました。

 

  

練習の成果を出しきって、会場いっぱいのお客様から大きな拍手をいただいて、子どもたちの表情は誇らしげに見えました。温かい、盛大な拍手を、ありがとうございました。

終演後は、多くのお客様が楽器や会場の片付けを手伝ってくださいました。重ねて、心より感謝申し上げます。

水生生物調査 3年生

9月22日(金)鳥井橋周辺 10月3日(火)鹿ヶ壺

3年生は、環境体験学習の一環として、2回に分けて林田川の水生生物調査を行いました。水生生物調査は、川にすむ生き物の調査です。その生き物の種類から水質などを知ることができます。西播磨県民局の方々が講師として指導してくださいました。

1回目は、鳥井橋の南から林田川に入り、たくさんの生き物を見つけました。2回目は、林田川の上流、安富町の鹿ヶ壺です。同じ林田川ですが、上流の鹿ヶ壺と鳥井橋周辺では、まず川幅や川を囲む周辺の様子などが大きく違います。そしてそこに棲む生き物の種類も違っています。

身近な林田川をこれまでとは違った視点で見つめ、これまで以上に親しみを感じ、自然を大切にしていこうという気持ちになれたことと思います。

< 鳥居橋周辺 >

    

   

鹿ヶ壺

 

 

伝統の竹馬大会

本校の歴史の中で、数十年続く伝統の取組である竹馬。9月初旬から練習を開始し、9月下旬から10月初旬にかけて、学年ごとに竹馬大会を開催しました。

 

   

1・2年生は直線60mで歩けた距離を計測、3年生は直線60mでタイムを計時、そして4~6年生は100mでタイムを計時するという形で実施し、子どもたちは約1カ月間の練習の成果を発揮しました。

子どもたちに今年の自身の上達についてたずねてみたところ、自信なさげな子が多かったです。竹馬は乗って数歩歩けるまでにもかなりの練習が必要です。自由自在に乗りこなせるまでには相当の時間がかかります。だからひと月ほどの練習ではなかなか大きな達成感を得られないのかも知れません。とは言え、学年が一つ上がれば全体としての習熟度は明らかに伸びているので、着実に力はついているのですね。

竹馬の運動効果は実に大きく、「体感(腹筋・背筋)が鍛えられ姿勢が良くなる」「バランス感覚が発達する」「スポーツ上達の基礎ができる」などと言われています。以前に校報で「この竹馬大会は40年近くも続く伝統行事です」と書いたところ、後日地域の方から「私が子どもの頃にはあったから50年ですよ」とご指摘をいただきました。半世紀の長きにわたって神岡の子どもたちの運動能力を高めてきた取組なのですね。今後も、安全に配慮しつつ受け継いでいきたいと思います。

4泊5日の自然学校 5年生

  9月11日(月)~15日(金)

5年生は、ハチ高原において、4泊5日の自然学校を実施しました。テーマを「Believe ~自分を信じて 仲間を信じて~」とし、「自分のことは自分でする」「友だちと協力する」ことをねらいとしました。

 

活動内容は、火起こし体験、鉢伏山登山、飯盒炊飯、秘密基地づくり、ツリーイング(木登り)、焼き板づくり、キャンドルサービスなど。中でも火起こしや飯盒炊飯、秘密基地づくりは、協力が不可欠です。

 

 

火起こしは、火打ち金物と石を叩き合わ せて火花を綿状にほぐした麻ひもに飛ばして種火を作り、それを新聞へ、さらに薪へと燃え移らせていきます。しかしなかなか種火の状態にもできず、どの班も役割を分担し、交代しながら長時間悪戦苦闘しました。火がついた班からは大きな歓声が上がりました。しかしやっとついた火も維持することが難しく、日頃簡単に使える火のありがたさを感じる機会となりました。

基地づくりは、森の中に落ちている木の枝や石を集めて学校のビニールシートやロープと合わせて班ごとに基地を作ります。アイディアを出し合い試行錯誤しながら、どの班も想像以上に立派な基地をつくり上げました。

 

鉢伏山登山は、良い天気に恵まれて、途中で雄大な景色を楽しむことができました。しかし、なかなか登山の機会もないのでしょう。多くの子がとても大変そうで、みんなで励まし合いながら、どうにか全員山頂まで登りきりました。

 

この自然学校をとおして、それぞれ個人としても学級集団としても大きく成長することができました。今後の学校生活の中で、自然学校での学びをさらに磨き、深めてもらいたいと願っています。

実り多き1学期もあと数日

「自律と自立」で有意義な夏休みに

7月20日は1学期終業式。この1学期は、4月には参観人数を制限しない参観日とPTA総会、5月の運動会は来賓を招き地域の皆様にも回覧等でお知らせして盛大に開催できました。また、6月のオープンスクールも地域の皆様にもお知らせして制限なくお越しいただきました。水泳の授業も天候等の影響は受けましたが、すべての学年が7~9回入水でき、しっかりと水に親しんだり泳力を伸ばしたりできました。多くの行事や教育活動が予定通りに開催できた中で、子どもたちがそれぞれに成長できました。どの子にとっても成果の多い1学期であったと思います。

21日からは夏休みに入ります。子どもたちも楽しみにしていたことでしょう。学校から出された課題だけでなく、学期中ではできないことに挑戦、参加して、経験を積み重ねていく良い機会です。計画的に生活のリズムを守り、「自律(自分をコントロールする)」と「自立(自分でできることは自分でする)」を考えて、有意義な過ごし方をしてもらいたいと思います。それぞれのご家庭でも、夏休みの暮らし方について一緒に考える時間をとってあげてください。

地域の皆様におかれましては、日頃より、子どもたちを事故や犯罪から守るためにお心配りをいただき、誠にありがとうございます。夏休み期間中もお力添えいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

七夕集会 願いごとがかないますように

7月7日(水)の5校時に、6年生が七夕集会を企画してくれました。全校が体育館に集合して開会。

学年ごとに笹の代わりに緑のひもに願いごとを書いた短冊や笹飾りを結びつけると、頭上にその帯が6本並びました。

 

次は、神岡小学校が誇る正義の校内ヒーロー「神レンジャー」が子どもたちの大歓声に迎えられて登場です。神レンジャーもそれぞれに願いごとについて話していました。そのあとは、七夕〇×ゲームを楽しみ閉会となりました。

 

子どもたちが、願いごとがかなうようにそれぞれに努力し、成長につなげてもらいたいと願っています。

水泳の学習 水に慣れ、成長しました

昨年度から再開した水泳の学習ですが、昨年度の実施回数はわずかでした。今年度は、どの学年も7~9回の入水に加え、水難事故に備えての着衣水泳も実施できました。

どの学年も水に体を慣らすことに時間をかけました。少しずつ水に慣れてくると、水の中で姿勢をコントロールしたり水に浮いたりする感触をつかみ、徐々に泳ぐことへと学習を進めていきました。子どもたちは、蒸し暑い日々の中での心地よい水の感触を楽しみながら意欲的に水泳学習に取り組みました。

 

水泳学習の締めは着衣水泳です。水着の上に普段着の長袖・長ズボン等を着用して入水します。着衣のまま水の中を歩いたり、水の流れに逆らって動こうとしてみたりして、水着と比べてとても動きにくいことを実感します。その上で、川や池に落ちた時はあわてて泳ごうとするのではなく、体の力を抜き仰向けに浮き続けて助けを待つことを学習するのです。

 

起きてはならないまさかの時に備えての学習ですが、実際にこのような学習を生かして助かった事例が、東日本大震災などこれまでにもあります。ぜひ知識としてだけでも身につけておきたいものです。

大きくなあれ 植物栽培

学校で子どもたちが、さまざまな植物の栽培に取り組んでいます。1年生はアサガオ、2年生はナスやミニトマト・パプリカなどの野菜、3年生はマリーゴールドやホウセンカ、ひまわり。4年生はヘチマ。畑では、1・2年生がサツマイモ、3年生が大豆を育てています。毎朝登校すると、ランドセルを背負ったまま、自分の植えたものが大きくなっているかを見て水をやっています。「大きくなあれ」とつぶやきながら。

   

オープンスクール開催

6月14日(水)、オープンスクールを実施しました。今回は、2校時から5校時の4時間の授業公開とし、本校児童のご家族の参観だけでなく、地域の皆様にも隣保回覧等で事前にお知らせし、自由にどの学年・学級の授業でも参観していただける形で実施しました。

 

お子さんの学級だけでなく、他の学級の様子も参観された方が多くおられ、神岡小学校の教育活動をいろいろな角度から見ていただけたかと思います。地域の皆様も来てくださり、コロナ禍の影響で長らく入る機会のなかった神岡小学校の雰囲気を感じ取っていただけたことでしょう。

このような機会をとおして、お子さん・お孫さんだけでなく、神岡小学校の他の子どもたちにも広く目を向けていただき、地域全体で子どもを守り育てようという雰囲気をさらに高めていただけると幸いです。多数のご参観、ありがとうございました。