11月29日(金)から30日(土)、6年生は奈良・京都への修学旅行に行きました。
最初の見学先は、姫路城とともに日本初の世界遺産となった法隆寺。五重塔や金堂、大宝蔵院、夢殿などを見学しました。例年より時期が遅く寒さが心配でしたが、見学で常に動いている身には程よく、何よりも良かったことは紅葉の美しさが見事でした。回廊の格子窓を通して見える庭の紅葉は、幻想的とさえ感じられました。
法隆寺の次は奈良公園。若草山で昼食をとり終えると、早速お土産を買ったり、鹿に鹿せんべいをあげたり(奪われたり?)しました。そのあとは校倉造の倉庫や二月堂や三月堂を巡り、東大寺大仏殿へ。いよいよ大仏様の見学ですが、大仏殿の大きさにまず感動。さらに大仏殿に入って大仏の大きさには、驚きの声が上がっていました。社会の教科書でも写真や絵で紹介されていますが、実物の迫力に「まさかここまで大きいとは思わなかった。」という言葉も聞こえてきました。
奈良を出ると、京都の清水寺へ。清水の舞台から京都の街並みの眺めを楽しみました。ここでもやはり紅葉が素晴らしかったです。見学後は参道の土産物店でグループ行動の買い物です。清水寺や参道の混雑ぶりは凄まじいものでしたが、たくさんあるお店を巡って、買い物を楽しみました。1日目の見学をすべて終えて、西本願寺の真向かいにある旅館には、ほぼ予定通り到着できました。宿舎では、豪華な夕食や友達と過ごせる一夜への喜びがあふれ出ていました。
2日目は室町文化を今に伝える慈照寺銀閣からスタート。趣ある庭園に心癒されました。次は二条城。廊下のうぐいす張りの音を楽しんだり、部屋ごとに違う襖絵を見比べたり、人形で再現された将軍と諸大名との謁見の様子を見たりして、江戸時代に思いを馳せました。そして鹿苑寺金閣。晴れ渡る空のもと、想像以上にまばゆく光り輝く金閣。湖面に映る姿の鮮やかさに見とれました。どの見学地でも紅葉が美しく、本の写真や動画で見る銀閣や金閣では味わえない圧倒的な美しさに感動しました。
修学旅行の最後はお待ちかねの東映太秦映画村。楽しみに向かう車中で「四つ葉や!」の歓声。京都に4台しか存在しないと言われる幻の「四つ葉のクローバータクシー」がバスの外にいるではありませんか。子どもたちの強運を感じました。映画村に着くと昼食。その後は、時代劇のセットやアトラクションを楽しみ、映画村グルメも存分に楽しんでいました。
歴史の舞台となった場所に立ち、歴史に名を遺した人物が歩いたかもしれない道、その手で触れたかもしれない柱に直接触れ、数百年の昔に思いを馳せた修学旅行。今後、社会科の歴史学習により関心をもって取り組めたり、日本の歴史や文化、技術の素晴らしさを感じ、継承や活用をしたりなど、いろいろな面で生かしてくれることと思います。