1年の終わり 2学期の締めくくり 12月

12月を迎え、令和3年もあとわずかとなりました。昨年度からの新型コロナウイルスによる影響は新年度になっても続き、緊急事態宣言発令等、感染拡大により、教育活動に制限がかかる中でしたが、感染防止の対策を講じながら、学習を進めてきました。行事については、市教委の指示を受けて、延期や規模縮小、内容変更をして、進めてまいりました。

子どもたちは、様々な制限がある中でしたが、確実に成長してきました。特に、学年を越えたつながりは、運動会やクラブ活動、わんぱく遊び、日々の登下校等を通して、少しずつ広がり、深まっていきました。その中心となって活躍する5・6年生からは、最高学年・高学年としての自覚と責任など、成長が感じられます。また、他の学年も様々な学習や活動を重ねることで、成長してきました。これからも子どもたちが目を輝かせながら前向きに活動できる場面を大切にしたいと思います。そして、2学期の締めくくりとして、さらに充実した日々を元気に過ごしてほしいと思います。

現在、新型コロナウイルスの新規感染者数は少ない状態が続いていますが、変異株の報道がある中、第6波への備えとして今後も油断せず、感染予防対策を講じて、教育活動を進めてまいります。ご家庭でも引き続き、お子様の健康管理・観察、マスク着用等、ご協力の程、よろしくお願いいたします。また、登下校等、地域で見守りをしていただいている皆様には、日々、子どもたちの安全・安心を支えていただいていますことに心より感謝申し上げます。これから寒くなりますので、健康に留意していただきながら、何卒ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

6年生 修学旅行

11月15日(月)・16日(火)、6年生は奈良・京都への修学旅行に行きました。新型コロナウイルスの影響により、9月の予定が延期になりましたが、検温や消毒など感染防止対策を講じて実施しました。事前にめあてや決まりについて学年で話し合いをするとともに、見学場所の調べ学習をしていました。

15日(月)のスタートは、日本初の世界遺産である法隆寺。五重塔や金堂、回廊、そして、夢殿を見学し、歴史の重みを感じていたようです。続いて、奈良公園では昼食をとった後、おみやげを買ったり、鹿と遊んだりしたりしました。午後からは班別活動で、二月堂や三月堂、鐘楼などを巡りました。東大寺大仏殿では、大仏様の大きさを驚きの表情で見ていました。清水寺では、清水の舞台から色づいた木々と京都のまち並みの眺めを楽しみました。宿舎では夕食を食べたり、部屋で遊んだりして、友だちと過ごすことへの嬉しさが溢れていました。

16日(火)は、室町文化を今に伝える慈照寺銀閣と鹿苑寺金閣、大政奉還の舞台になった二条城を巡りました。砂で表現された向月台や銀沙灘の庭園と銀閣の調和、紅葉と黄金に輝く金閣の華やかさを興味深く見ていました。そして、東映太秦映画村では昼食後、時代劇のセットやアトラクションなどで楽しみました。

「温故知新」故きを温ね、新しきを知る。歴史にふれ、五感を通して感じたり、見聞したり、当時の人々の思いや願いを想像したりしたことから、日本の歴史や文化、技術の素晴らしさを学び、継承や活用など、これから様々な面で生かしてくれることと思います。何より元気に帰校し、笑顔と「楽しかった」の言葉から、修学旅行の2日間は、いつまでも大切な思い出となって残っていくことと思います。健康管理や準備など、保護者の皆様のご支援ご協力に深く感謝申し上げます。

 

4年生 校外学習

11月25日(木)、4年生は兵庫県広域防災センターとバンドー神戸青少年科学館へ校外学習に行きました。三木市にある兵庫県広域防災センターでは、施設の役割などの説明の後、阪神・淡路大震災についてのお話を聞きました。その後、起震車を使った地震体験をしました。阪神・淡路大震災と同じ震度7や、南海トラフ地震や山崎断層での地震を想定した震度を体験し、地震の縦や横の強い揺れに驚いていました。そして、「実際にこの震度の地震が起きたら・・・」と、その恐ろしさも想像していました。その後、おいしく昼食をいただき、午後からは青少年科学館でプラネタリウムで今の時期の星の様子について見たり、星座についてのお話を聞いたりしました。また、館内にある科学などの様々な実験装置で興味深く体験をしました。私たちのくらしを守るための防災や減災、自然や科学の不思議さについて、しっかりと学んだ1日になりました。保護者の皆様には、健康観察や準備等、ご協力いただき、どうもありがとうございました。

 

6年生 人間関係づくりプログラム

11月9日(火)、龍野東中学校区の3小学校6年生が集まって、「人間関係づくりプログラム」が龍野東中学校で行われました。大阪府青少年活動財団の方々が講師で、子どもたちが中学校に入る前によりよい関係づくりをするという趣旨で様々なアクティビティ(活動)を行いました。全体でのウォーミングアップや、グループごとに各教室に分かれてのアクティビティなどで楽しみました。初対面で緊張していましたが、少しずつ表情もほぐれ、打ち解けていきました。今回、中学校に行き、体育館や教室を見たり、3校区で関わりをもったりしたことで、来年4月からの中学校生活への安心感につながったようでした。

 

6年生 救命救急講座

10月29日(金)、6年生は救急救命講座として、たつの消防署の方々から心肺蘇生法を学びました。心肺蘇生やAEDの基礎知識と使い方についての説明を聞いた後、模型を使って、実際に体験をしました。「だいじょうぶですか?」、「誰か来て。」など声を出したり、胸骨圧迫をする位置を確かめたりして、落ち着いて進めていました。命に関わる重要なことであり、かつ必要なことであることを子どもたちはしっかりと理解し、真剣な態度で取り組んでいました。消防署から講座終了証をいただき、このような体験を通して、命の重みについて実感したことがこれからの生活の中で生かされていくことと思います。

5・6年生 スマホ・ケータイ教室

11月22日(月)、兵庫県立大学環境人間学部竹内和雄准教授のもとで活動しているソーシャルメディア研究会の大学生と、兵庫県警察姫路サポートセンターの方を講師としてお招きし、5・6年生がスマホ・ケータイ教室を行いました。ラインやチャットなどのSNSやオンラインゲームでの被害や気をつけることについて話を聞いたり、映像を見たりしました。子どもたちは自分に置き換えたり、まわりの人のことを考えたりしながら真剣な表情でした。また、ネット依存の状況や心身への影響についても学びました。その後、思ったことや考えたことについてグループで意見交流をしたり、全体の場で発表したりして、意識を高めました。この機会に、今後子どもたちの被害や加害につながらないように、家庭のルールなどについて、再確認をしたり、話し合いをしたりしていただきますようお願いいたします。

 

1年生 校外学習

11月22日(月)、1年生は姫路セントラルパークへ校外学習に行きました。あいにくの雨天でしたが、ドライブスルーサファリではバスの中からトラやライオン、サイなどの動物の様子を喜んで見ました。ウォーキングサファリでは、クマにえさをやったり、ホワイトライオンの子どもやチンパンジーなどを間近に見たりして、笑顔があふれていました。また、ゴンドラに乗ってのスカイサファリでは、サファリ全体を一望しながら、気持ちよく空中遊覧を楽しみました。お弁当は、車内でおいしくいただきました。降雨のため、アトラクションには乗れませんでしたが、楽しい1日になりました。保護者の皆様には、健康観察や準備等、ご協力いただき、どうもありがとうございました。

「おんがくのおくりもの 」 心に響く演奏 音楽会 

11月12日(金)、音楽会を開催しました。金管バンドクラブの演奏から始まり、続いて、1年生から6年生まで順に演奏し、来場された保護者の方々に「おんがくのおくりもの」を届けました。金管バンドクラブの演奏は、日々、練習を重ね、コンクールの大舞台を経験した自信に溢れていて、自然と引き込まれていきました。それぞれの学年の演奏では、指揮を見て集中している表情や、演奏に身体の動きを加えて自分たちも楽しんでいる姿、リズムに乗って笑顔で演奏する姿など、保護者の方々も表情や様子を見ながら、聴き入っておられました。6年生の演奏はクラシック音楽の名曲の数々をメドレーでつなぎ、変化ある構成を楽しみながら聴かせ、見事にフィナーレを飾りました。どの演奏も、楽器の音色や音の重なり、曲想に合わせた表現と、練習してきた力を精一杯発揮しようとしている子どもたちの姿とが相まって、胸に迫るものがありました。限られた練習時間の中で、家庭での個人練習にも熱心に取り組みました。また、高学年は準備や後片付けでも力を発揮し、スムーズに進めました。制限がある中、器楽演奏を中心とした構成でしたが、お忙しい中、子どもたちの頑張る姿を子どもたちの頑張る姿を見て、演奏をお聴きくださり、有り難うございました。また、PTA本部の方々には駐車場の誘導や椅子の消毒等、保護者の皆様には進行等にご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。

2年生 校外学習

11月1日(月)、2年生は姫路科学館と姫路水族館へ行きました。姫路科学館では、階ごとに巡り、2階では力や電気・磁石、水・空気などの不思議、3階では自然や環境、4階では宇宙について、それぞれ体験や実験、展示物から楽しみながら学びました。スクリーンから星座を探したり、磁力の不思議を体感したり、数多くの昆虫の標本や恐竜の全身骨格模型を興味深く見たりしました。姫路市立水族館では、エイやサメ、ドクターフィッシュなどに触れたヘビヘビやカエル、メダカなどの身近な生き物から、ゾウガメやウミガメなどの珍しい生き物まで見たりすることができました。昼食はお弁当をおいしくいただきました。五感を通して様々な体験をした1日でした。

 

秋から冬へ 学びを深めて

早いもので11月も中旬になり、暦の上では立冬を過ぎました。朝の気温が下がったり、木々の葉が風に舞い、風が冷たく感じたりする日があります。10月下旬頃から、体育館からは器楽を演奏する音色が流れていました。日ごとに上手になり、 11月12日(金)に音楽会を開催しました。短い時間でしたが、各学年や金管バンドクラブの子どもたちが頑張っている姿を見、演奏をお聴きくださり、どうもありがとうございました。教育活動の制限がある中で練習を進めるにあたり,ご家庭でも見てくださったり、励ましの声かけをしてくださったりして、ご支援をいただきましたことに感謝申し上げます。昨年度はできなかった音楽会を開催することができ、子どもたちは、やりきったという満足感や達成感に満ちた表情をしていました。

10月から11月は、当初予定していた行事とともに、新型コロナウイルスの影響で延期や調整をしていた行事を感染予防対策を行いながら充実した活動にする工夫をして進めているところです。忙しい中ですが、子どもたちはさまざまな学びと達成感、成就感を得て、次の活動への気持ちを高めています。昨日は、6年生が修学旅行を多くの学びと楽しい思い出を持って、帰校しました。この後も、各学年の様々な活動が続きます。油断なく、感染予防対策を継続しながら、日々の学習を大切にして、進めてまいります。引き続き、健康観察・管理や感染予防対策など、ご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。