6年生 卒業の日

好天に恵まれた3月23日(火)、6年生33名全員揃って卒業の日を迎えました。気持ちを引き締め、堂々とした態度でした。卒業証書授与での落ち着いた姿と引き締まった声、6年間の成長を見ていただくことができましたと思います。門出の言葉では、短い言葉の中に、小学校生活の思い出と学びの足跡、思いや願いが伝わり、胸に迫るものがありました。特に6年生の思い出では、新型コロナウイルスの影響で、悲しさや辛さがあった中でも、前向きに気持ちを切り替えたり、みんなで支え合ったりして乗り越えてきた様子が思い浮かびました。そして、素晴らしい仲間であったことを改めて伝えることができましたように思います。最後の学級指導を終え、保護者の方々と一緒に並んで、花道を歩く姿は少し照れながらも、嬉しそうでした。

「3人に『いつもありがとう』と言おう」、「掃除を一生懸命がんばる」、「先生に勝てるまでじゃんけんをする」、「6年間おつかれさまパーティーをしよう」・・・卒業の日までのカウントダウンカレンダーには、子どもたちがいろいろなめあてを書いていました。「小学校生活の残された日々で学級の思い出を一つでも増やそう」、「学校のために自分たちができることを残していこう」というみんなの気持ちが日々、伝わってきました。その中に、「夢を書いた紙飛行機を飛ばそう」というのがありました。体育館の中でしたが、子どもたちみんなで飛ばした紙飛行機。すーっと風を切って飛んでいくのがあれば、上手く飛ばないものもありました。笑顔で友だちと話をしながら、取りに行き、折り直したり、飛ばし方や角度を変えたりしていました。子どもたちの夢や目標も簡単にかなえられるものばかりではありません。順調に進むときもあれば、失敗もします。夢や目標が変わることもあります。子どもたちが試行錯誤を繰り返したり、まわりの人から支えてもらったりしながらも夢や目標を見失わず、力を発揮し、かけがえのない生命を精一杯輝かせることを心より願っています。