1945(昭和20)年8月15日、終戦。今年で75年目を迎えます。太平洋戦争末期、戦場では凄惨な戦いが繰り広げられました。その中で、沖縄は日本で唯一地上戦が行われたところであり、人々の生活の場が戦場になり、子どもやお年寄りなど市民が巻き込まれ、亡くなったり、壕の中で自決したりした人々がいました。本土への空襲が激しくなり、8月6日広島、9日長崎に原子爆弾が投下され、合わせて20万人以上もの人が亡くなりました。その後も、放射能による身体的な苦しみと、差別・偏見による精神的な苦しみを受けることになりました。現在、戦争を体験した方々が高齢になり、戦争の記憶が風化していくことへの危機感が高まり、大きな課題になっています。この機会に改めて、戦争に関する本やテレビ番組をお子様と一緒に見られるなどして、戦争で亡くなったり、体も心も傷つき生還されたりした方々、残された家族の方々など思いや願いにふれ、戦争の悲惨さや平和の尊さについて話をする時間を共有していただければ幸いです。
<教科書に掲載されている(掲載されていた)お話>
○3年『ちいちゃんのかげおくり』あまん きみこ
○4年『一つの花』今西 祐行
○5年『石うすの歌』壺井 栄
○6年『平和のとりでを築く』大牟田 稔
<図書室・図書館にある本、課題図書選定の本>
・『まちんと』松谷 みよ子
・『すみれ島』今西 祐行
・『わすれないあの日』三代沢 史子
・『ひろしまのピカ』丸木 俊
・『おきなわ 島のこえ ヌチドゥ タカラ』丸木 俊・位里
・『オットー 戦火をくぐったテディベア』トミー・ウンゲラー
・『トビウオのぼうやは びょうきです』いぬい とみこ
・『おかあさんの木』大川 悦生
・『白旗の少女』比嘉 富子
・課題図書2020高学年 『ヒロシマ 消えたかぞく』指田 和
・『月と珊瑚』上條 さなえ
<戦時中の神岡小学校>
青年学校 教練
青年団による開墾作業
画像出典 『郷土 神岡 ~歴史と自然に育まれた里~』
たつの市神岡地区連合自治会