6年生 卒業の日

前日の雨が上がり、好天に恵まれた3月23日(水)、6年生43名全員揃って卒業の日を迎えました。気持ちを引き締め、素晴らしい態度でした。卒業証書授与での落ち着いた姿と返事、6年間の成長を見ていただくことができたと思います。門出の言葉では、短い言葉の中に、小学校生活の思い出と学びの足跡、思いや願いが伝わり、胸に迫るものがありました。特に6年生の思い出では、新型コロナウイルスの影響で、悲しい思いがあった中でも、前向きに気持ちを切り替えたり、みんなで支え合ったりして乗り越えてきた様子が浮かんできました。そして、改めて素晴らしい仲間であったことを伝えることができたように思います。最後の学級指導を終え、保護者の方々と一緒に並んで花道を歩く姿は少し照れながらも、嬉しそうでした。

卒業式の通し練習の時に、子どもたちには、「今を大切に。もう一度、同じメンバーが集まれるか、同じ気持ちで、同じことができるかと考えると、どんなことでもそれはできません。だからこそ、みんなとの思い出を一つでも多く増やしてほしい。」、「惜しまれる6年生に。『有終の美』という言葉があります。最高学年として、最後までしっかりと自分の役割を務め、これまで頑張ってきたことや神岡小のよいところを1年生から5年生に伝えてください。」、最後に「何よりも健康で、卒業の日を迎えましょう。」と話しました。

これらは、子どもたちが卒業の日までのカウントダウンカレンダーに、日々のいろいろなめあてを書いていたことと重なります。「小学校生活の残された日々で学級の思い出を一つでも増やそう」、「学校のために自分たちができることを残していこう」というみんなの気持ちが伝わってきました。

子どもたちがこれから先、試行錯誤をしたり、まわりの人から支えてもらったりしながらも夢や目標を見失わず、挑戦を続け、かけがえのない生命を精一杯輝かせることを心より願っています。