第37回 少年の主張大会 開催

「ただ今より、第37回少年の主張大会 低学年の部を開会いたします。」

司会をする6年生児童2名の声が校内に響きました。第37回を数える歴史と伝統ある大会は、神岡小学校区青少年育成協議会・神岡小PTA・神岡小学校が主催の行事です。目的としては「保護者・家族・地域住民が子どもの立場からの意見を聞くことにより,青少年への関心を高め,家庭・学校・地域が一体となって青少年の健全育成を図る。」、「友だちの考えや意見を聞くことにより,自尊心や向上心を育てる。」ことです。そして、大きなテーマとしては、「青少年健全育成に関するもの・地域に目をむけたもの・友だち・自分自身の努力やがんばり 」となっています。今年度は、体育館に全校児童が集まれないため、青少協運営委員会での協議において、「校内放送で実施」ということになりました。

2月24日(水)は低学年の部、25日(木)は中学年の部、26日(金)は高学年の部として、チャレンジタイム(15分間の学習タイム)を使って、3日間に分けた主張大会でした。低・中・高とそれぞれのテーマに沿って、全員が主張文を書き、その中から、各学級代表1名を選出しました。代表児童は、当日に向けて、練習を重ね、リハーサルも行いました。

初日の低学年は、漢字練習や計算、なわとび、ピアノを頑張る気持ちや、家で飼っていた犬への愛情がひしひしと伝わる主張でした。2日目の中学年では、妹への優しい気持ちや違いを認め合って暮らすことの大切さ、言葉の使い方で大切なことについて、思いや考えがしっかりと伝わる主張でした。高学年では、コロナ禍の中で気づいた大切なことや、差別や偏見についての考え、自分の将来への夢など、思いや願いが心に響く主張でした。高学年の講評は、神岡小学校区青少協の山口陽司会長がされました。そして、3月8日(月)に山口会長から表彰をしていただきました。

校内放送で顔が見えないことで、例年以上により集中して主張に耳を傾け、心で聴くことができたようです。主張者がいる放送室にも聞こえるぐらいの大きな拍手が届きました。