水泳の学習 水に慣れ、成長しました

昨年度から再開した水泳の学習ですが、昨年度の実施回数はわずかでした。今年度は、どの学年も7~9回の入水に加え、水難事故に備えての着衣水泳も実施できました。

どの学年も水に体を慣らすことに時間をかけました。少しずつ水に慣れてくると、水の中で姿勢をコントロールしたり水に浮いたりする感触をつかみ、徐々に泳ぐことへと学習を進めていきました。子どもたちは、蒸し暑い日々の中での心地よい水の感触を楽しみながら意欲的に水泳学習に取り組みました。

 

水泳学習の締めは着衣水泳です。水着の上に普段着の長袖・長ズボン等を着用して入水します。着衣のまま水の中を歩いたり、水の流れに逆らって動こうとしてみたりして、水着と比べてとても動きにくいことを実感します。その上で、川や池に落ちた時はあわてて泳ごうとするのではなく、体の力を抜き仰向けに浮き続けて助けを待つことを学習するのです。

 

起きてはならないまさかの時に備えての学習ですが、実際にこのような学習を生かして助かった事例が、東日本大震災などこれまでにもあります。ぜひ知識としてだけでも身につけておきたいものです。