伝統の竹馬大会

本校の歴史の中で、数十年続く伝統の取組である竹馬。9月初旬から練習を開始し、9月下旬から10月初旬にかけて、学年ごとに竹馬大会を開催しました。

 

   

1・2年生は直線60mで歩けた距離を計測、3年生は直線60mでタイムを計時、そして4~6年生は100mでタイムを計時するという形で実施し、子どもたちは約1カ月間の練習の成果を発揮しました。

子どもたちに今年の自身の上達についてたずねてみたところ、自信なさげな子が多かったです。竹馬は乗って数歩歩けるまでにもかなりの練習が必要です。自由自在に乗りこなせるまでには相当の時間がかかります。だからひと月ほどの練習ではなかなか大きな達成感を得られないのかも知れません。とは言え、学年が一つ上がれば全体としての習熟度は明らかに伸びているので、着実に力はついているのですね。

竹馬の運動効果は実に大きく、「体感(腹筋・背筋)が鍛えられ姿勢が良くなる」「バランス感覚が発達する」「スポーツ上達の基礎ができる」などと言われています。以前に校報で「この竹馬大会は40年近くも続く伝統行事です」と書いたところ、後日地域の方から「私が子どもの頃にはあったから50年ですよ」とご指摘をいただきました。半世紀の長きにわたって神岡の子どもたちの運動能力を高めてきた取組なのですね。今後も、安全に配慮しつつ受け継いでいきたいと思います。