5年 自然学校

  今年度は数年ぶりに、自然学校本来の4泊5日(9/12:月~16:金)で、ハチ高原において実施しました。テーマを「自分をレベルアップ ~さらに『いい顔☆』を目指して~」とし、子どもたちが互いに協力し合い認め合いながら、すべての体験活動を進める中で、「互いを思いやり認めあう心」「ともに伸びようとする集団」「支えられていることへの感謝の気持ち」を育てることをねらいとしました。

活動内容は、火起こし体験、飯盒炊飯、秘密基地づくり、ツリーイング(木登り)、焼き板づくり、カウンシルファイヤーなど。中でも火起こしや飯盒炊飯、秘密基地づくりは、協力が不可欠です。

火起こしは、火打ち金物と石を叩き合わせて火花を綿状にほぐした麻ひもに飛ばして種火を作り、それを新聞へ、さらに薪へと燃え移らせていきます。しかしなかなか種火の状態にもできず、どの班も役割を分担し、交代しながら長時間悪戦苦闘しました。火がついた班からは大きな歓声が上がりました。しかし、火がついた後もその火を維持することが難しく、日頃簡単に使える火のありがたさについても考える機会となりました。

基地づくりは、森の中に落ちている木の枝や石を集めて学校のビニールシートやロープと合わせて班ごとに基地を作ります。アイディアを出し合い試行錯誤しながら、どの班も立派な基地をつくり上げました。

 

毎晩最後の活動はブリーフィングです。その日1日の活動をテーマに沿って振り返ります。まず、個々に振り返り、そして班ごとに「良かった点」「反省点」を全員が出しあい、翌日の目標を決めます。このブリーフィングによって、常にテーマや目標を意識しながら活動することができました。

この自然学校をとおして、それぞれ個人としても学級集団としても大きく成長することができました。今後の学校生活の中で、自然学校の中での学びをさらに磨き、深めてもらいたいと願っています。