11月25日(火)と28日(金)、5年生が神岡町内の皮革工場を見学しました。この見学は、総合的な学習の一環で、地域産業について学び、自分たちの暮らしとの関わりやその技術の素晴らしさについて知ること、故郷を愛する心を育むことなどをねらいとしています。


見学の中で、「皮」がいくつもの機械や作業工程を経て「革」になっていく様子を見て、それぞれの段階の「皮」や「革」に手で触れて、その変化を実感しました。そこには何重にも極めて細かい調整が施され、高い技術で時間をかけて丁寧に作られていることを知ることができました。そして、目の前の皮革が、自動車のシートや大リーグで使われている野球グローブになると聞いて驚きました。また、手袋の縫製工場では、作業のほとんどが手作業で、職人技を間近に見ることができました。一枚一枚の革の性質や手袋の用途などによって、細やかに調整されていることにも感心しました。

子どもたちの感想の中に、「革の良さがわかりました」「これからはもっと大切に使っていこうと思います」などの感想が多くみられました。このような学びを通して、たつの市の産業について正しく知り、故郷を愛する心も育ってもらいたいと思います。