5年生は、9月9日(月)から13日(金)の4泊5日間、ハチ高原において自然学校を実施しました。テーマを「大樹 ~努力・協力・支え合い~」とし、「自分で考え判断し行動する」こと「友だちと協力する」こと「友だちの良いところを見つけること」をねらいとしました。
活動内容は、火起こし体験、鉢伏山登山、飯盒炊飯、秘密基地づくり、ツリーイング(木登り)、焼き板づくり、キャンドルサービスなど。中でも火起こしや飯盒炊飯、秘密基地づくりは、協力が不可欠です。
火起こしは、火打ち金物と石を叩き合わせて火花を綿状にほぐした麻ひもに飛ばして種火を作り、それを新聞へ、さらに薪へと燃え移らせていきます。じっさいにやってみると、なかなか種火の状態にもできず、どの班も役割を分担し、交代しながら長時間悪戦苦闘しました。火がついた班からは大きな歓声が上がりました。しかし、やっとついた火も維持することが難しく、日頃簡単に使える火のありがたさを感じる機会となりました。
基地づくりは、森の中に落ちている木の枝や石を集めて学校のビニールシートやロープと合わせて班ごとに基地を作ります。アイディアを出し合い試行錯誤しながら、どの班も工夫がつまった基地をつくり上げました。
鉢伏山登山は、良い天気に恵まれて、途中で雄大な景色を楽しむことができました。しかし、なかなか登山の機会もないのでしょう。多くの子がとても大変そうで、みんなで励まし合いながら、どうにか全員山頂まで登りきりました。
この自然学校をとおして、それぞれ個人としても学級集団としても大きく成長することができました。今後の学校生活の中で、自然学校での学びをさらに磨き、深めてもらいたいと願っています。